Linuxを使うと、いろいろなデータの処理やシミュレーションなどを行うことができます。GIS関連のデータをまとめて変換することにも使えます。
Linuxにはさまざまなディストリビューションがありますが、最近私はUbuntu 11.04を使っています。
下記の方法でインストールできますので、興味のある方はお試しください。
VMWareを使った方法を示します。
Windowsの場合、フリーのVMWare Playerをダウンロードします。
(Macの場合は、VMWare Fusionが利用できます)。
Ubuntu 11.04はこちらからCDイメージをダウンロードします。
VMWarePlayerを立ち上げて、新規仮想マシンの作成を選びます。
インストーラディスクイメージファイルのところで、先ほどダウンロードしたCDイメージを選びます。
次に、ユーザー名、パスワード等を設定して、残りはデフォルト通りでインストールできます。
簡易インストールの場合は自動的にVMWareToolsをインストールしようとしますが、VMWarePlayerの上部の仮想マシンメニューから 一旦VMWareToolsのインストールをキャンセルを選んで、再起動します。
設定したIDとパスワードでログインします。これで一応Ubuntu11.04はインストールされましたが、WMWareToolsを入れておくと、Windows本体から直接ファイルをコピーしたり画面サイズを任意の大きさに変更できたりといろいろと便利なので、下記の方法でインストールしておきます。
改めて、仮想マシンメニューからVMWareToolsのインストールを選びます。VMWareToolsのCDが現れるので、これを開き中にあるVMWareTools-8.4.6-385536.tar.gzをダブルクリックして解凍します。ここでは、tmpフォルダ内に解凍しました。
次にApplicationメニューからAccessories>>>Terminalを選びます。下記のように、入力して解凍したディレクトリに移動します。
cd /tmp/vmware-tools-distrib/
lsと入力すると、このフォルダ内に入っているファイルとフォルダが見えます。その中にあるvmware-install.plを実行します。
sudo ./vmware-install.pl
と入力します。
sudoは管理者権限で実行するときに使うコマンドです。パスワードを聞かれますので、入力するとインストールが始まります。何度かインストール場所などを聞かれますが、そのままリターンを押していけば大丈夫です。
メニューやキーボード設定などの日本語化はこちらを参照してください。
特にキーボード設定は気を付けましょう。日本語キーボードにしないとうまく記号などが入力できません。 システム>>>設定>>>キーボードから変更できます。追加を選んで日本のキーボードを選びそれを上に移動します。
ユニティのインターフェイスはWMWareでは標準でサポートされていません。ソフトウェアセンターからUnity 2dを検索してインストールすれば下記のように使えます。
Linux自体の使い方は、下記の文献などが参考になります。
橋本英勝(2010)基礎からのLinux改訂版. SoftbankCreative. 474p.
伊藤幸夫(2011)Linuxコマンド編 逆引き大全第2版.秀和システム.703p.